嵐さん関連で置いておくところ、はてなブログ版

嵐さん関連の自分のツイートまとめ、その他の所感、覚書など 。ツイートは複数の記事に重複して振り分け貼ることが多々あり。(https://twitter.com/misokakoat5) ※2021年以降、活動中の各メンバーのご活躍も追っている毎日だけど、日記に記録するのは五人の「嵐」ゴトに限定しようかな、活動休止明けまでは

「母と暮せば」関連(祝!日本アカデミー賞受賞。追記有)

山田洋次監督、吉永小百合さん・二宮和也さんの主演映画「母と暮せば」関連。嵐ファンとしての自あか(misokakomifavrt)での呟き(と、あとで感想補足を追記予定)

※なお、「母と暮せば」が正しい表記であって、母と暮らせば、ではないのだった。(メモ)

☆母と暮せばの撮影について「日本全国にあったはずの日常を丁寧に」という二宮さんのコメントが素晴らしい。どんな歴史の、大きなテーマの中にも、そこに一人一人の人間の日常ってものがあって、そこに目を向けることから理解が始まるのを(2015.8)

☆自分の赤ちゃん時の写真について、状況記憶ないのに「この時は寒くてね…」って言うという二宮さん良い(2015.12「母と暮せば」プレミアム試写会レポートを読んで)
吉永小百合さんが、役の心情を理解する一助として、我が子の役の二宮和也さんの小さい時の写真を借り、それを眺めては、浩二を幼少から育てた母の気持ちになっていった、というエピソード。

☆二宮さんの、言葉を選ぶセンスが、とても好き。お芝居の仕事に関わる方々への尊敬が伝わってきつつ、だけど話術が、発想が面白い。話のどこかに必ずオチが含まれているような…頭良い

☆本当の息子のように二宮さんのこと思ってるようすがよく伝わる小百合さんのこと、二宮さんの本当のお母さんのように観てしまう…これはいよいよ映画観に行く時はタオル持参だな(2015.12)

☆舞台挨拶に申し込んで当たった人は、出演者のファンだろうに、本編観ないとか、何がしたいのかわからない/自分の観たいものだけ消費すればいいっていう態度…なのかな。ファンなら、その好きな人のお仕事のことや、その思いを、分かろうとしたらいいのに

長崎原爆資料館で目を潤ませて真剣な表情で展示を見ている二宮さん。「戦争という2文字が意味がわからない世界が来ればいいと思っています」の言葉/インタビュー映像観た。 浩ちゃんのことだんだん我が子みたいに思えてきているので既に胸がつぶれそうだ。(2015母と暮せばインタビュー)

長崎医科大学生のとき被爆した土山秀夫さん、そして映画監督を目指していたけれど若くして戦死した詩人の竹内浩三さん、が福原浩二のモデルだという。その役は、実際に生きていた人達の人生を背負ってる。戦中の人間という役に対して戦後生まれの二宮さんが懸命に理解し伝えてくれる、母と暮せば

※↑この、竹内浩三さんの詩集を二宮和也さんは読んだという。芸術が好きで、明るくて、今の若者と変わらない心をもって青春を送っていた竹内さんのイメージが、二宮さんの浩二に蘇ってくる。そして二宮さんは、この浩二役を、山田洋次監督の若い頃ではないかと捉え、監督を観察したという。(特集番組やインタビュー、映画パンフレット等で述べられている)

嵐にしやがれ。吉永さんの女優魂と心遣い素敵。カズナリさんと呼ぶのは二宮さんが名前を間違えられないようにだった…のみならず、間違えてカズヤと呼んでしまわないよう、周りに恥をかかさないように、というところに気付いて説明きっちりしてくれる二宮さんもまた、心遣いのひと(2015.12)

☆(日経インテレッセ2015.12月号から黒木華さんインタビュー引用)「柔軟性のある吉永さんと瞬発力のある二宮さん。監督からの指示に瞬時に反応されるお2人を目の当たりにできた貴重な経験です」

2015.12.17劇場で鑑賞後の呟き↓

☆「母と暮せば」愛する人に二度と逢えない、愛する人の幸せを思う、どうにもならないを認める、どうにもならないを愛する人が受け入れるのを見守る、そんな人達が葛藤し心から血を流しながらそこに到る様子が嬉し哀しい。我欲断って愛に変わる、死の後も育つ我が子が願望の生んだ幻だったとしても

☆母と暮せば浩二登場時から既に涙腺が壊つつ観ながら思ったのは、平和大切ってこと以上に、(人間の力で避けられることはあるけど)死別という運命から誰も逃れられないんだけどそこに真面目に向き合うときどうしても自分の執着を捨てて愛だけの存在になかなかなれないけど成りたい

☆と思っても最初からそう簡単に無私の愛の存在になるの難しいよ…その途中途中の道程の段階が、吉永さんや二宮さんの場面場面で明るかったり翳ったり切なかったりする表情で追体験できた気持ち。もう一度観るならまた泣き頭痛に対応できる日にしたい(「母と暮せば」)

※追加更新は、そのうちまた落ち着いたら。

☆それと二宮さんの歌声も聴けたよ…ネタバレだめだからどこでとか言えないけども

☆そしてもう既に母と暮せばの二回目を観に行きたくて仕方なくなってる…初回とは違う見方を今度はしたいのよ。今度はもっと泣いたりしないで、浩二と町子のいちゃいちゃとか、町子を語る浩二の照れ可愛い顔とか、終盤の伸子さんを見つめる浩二の優しくも哀しい目とかさ、そういうの堪能したいわけよ

※初回鑑賞時は、どうしても(当たり前かもしれないけど)登場人物に感情移入しているから、「二宮和也さんの演技を味わう」といった、演技評価のことなど、私の念頭には無くなってしまう。
子を持つ者としては、伸子さんの気持ちに共感しまくっているし、それこそ浩二がもし我が息子だったらと思うと、あの黒田さんを迎えたときの伸子さんの胸中いかばかりかと思うともう涙で曇らない視界でスクリーンを観ることができないんで。
でもだんだん落ち着いて映画を振り返ると、そういえばあの時のあの表情は絶妙だったなあとか、記憶がよみがえってくる。

(少しネタバレ有)
町子に好きな人ができたかもしれないと思ったときの、あの浩二の落ち着かなさ、この子は自分が死んでしまったことをこの瞬間は忘れてしまったかのように、好きな娘のことで焼きもち妬いてるなあと思い、
それがなんとも哀しかった。

母には笑っている顔だけ見せていたいのに、泣きたくなる、
泣きたくなると姿を消してしまう浩二。
私は、こういう、…つらく悲しいのを堪えて涙を見せまいとする系の演技に実に弱い

横たわっている母・伸子さんに振り向きながら浩二が言葉を掛けるところのあの優しくて悲しくて透明でなんともいえない眼差し、素晴らしかった。

追記。2015.12.18放送のNHK「未来のために」で、山田洋次監督と、美輪明宏さんと、二宮和也さんの鼎談があった。その視聴感想

☆「未来のために」を観たのでメモ:山田監督や美輪さんと私の親は同世代なので、語られる戦時中の様子ひとつひとつが、昔に折に触れ私が聞いていた様々な話の記憶と重なり、あれはこういうことだったのだと再確認した。→

☆先日「母と暮せば」を観ていた間、私は親や祖父母から受け取っていたその悲惨でやりきれないような戦中戦後の記憶を敢えて思い出さないように観ていた気がする(涙腺が堪えられないからか)。だから運命を受け入れようとする彼らの魂の尊さのほうに注目して観ていたと思う→

☆戦争は、文化も、生を楽しむ気持ちさえも、その精神ごと、人間を否定。そういう悲劇が、何万という人の一人一人に戦争によって起きたという事実を、「表現者」として伝える仕事の重さ、大切さ。体験や思いを表現で伝えてもらえることのありがたみを思った。→

終戦後、やっと世の中に希望が見えたのに、それを浩二に経験して欲しかった。母親の気持ちになるとそれが本当つらい。このつらさが伝わるのは、画面の中の人達にしっかり共感させてくれる役者さんや製作者さんの丁寧なお仕事のお蔭だから、私もしっかり悲しみを味わってまた鑑賞しようと思った

☆はっ!いま改めて嬉しさ込み上げてきたのは、こないだ私が観て泣いた、あの、母と暮せばの映画、相葉さんも既に観てるんだよね、あ、これ嬉しいや!

☆母と暮せばの映画パンフ読んでる。哀しい→詩人のアーサー・ビナードさんインタビューで、広島はウラン爆弾が、長崎にはプルトニウム爆弾が落とされたが「爆弾が完成するまで戦争は長引かせられましたし、それを落とすまで引き延ばされたという見方をする方が歴史的に正確です」(引用)

☆私が子供の頃、学校では原爆投下について、日本がなかなか諦めないから米国が戦争終結の目的で行った、というような教えかたがあったと思う。だけどそんなに単純なものでもない実際。ただどんな経緯にせよ浩二のような、死ぬ必要がなかったのに死んでしまった人一人一人にあったはずの人生を思った。

☆母と暮せばの絵本を読んだら、また映画の記憶が戻ってきて泣いてしまい。森本千絵さんの描く浩二が二宮さんによく似ていて可愛くて

※この映画を観たことにもよる、戦争への所感については、本あかのほうの日記にも書いた。
http://d.hatena.ne.jp/mottiii/20151222#p1

追記。2016年3月4日、日本アカデミー賞授賞式が行われ、二宮和也さんが「母と暮せば」での最優秀主演男優賞を受賞。
この作品では黒木華さんも最優秀助演女優賞を受賞し、その瞬間、二宮さんも涙。
※昨年の岡田准一さんに引き続き、ジャニーズ事務所のタレントが最優秀主演男優賞ということがすごいこと。
ただでさえ「ジャニタレが芝居?」という偏見も世の中にあるなかで。人一倍の努力がそこにあった。
岡田先輩が俳優の道を大きく拓いてくれたことや、それにともないジャニーズ事務所の方針もこの受賞に向いてくれたことも
有難いこと。
二宮さんが、受賞コメントで、
岡田さんの受賞時に「俺も欲しいと思った」
そして「ジャニーさんとメリーさんとジュリーさんと、今までずっと迷惑をかけてきた人たちに、ちょっとは恩返しができたかと」
また、「嵐の人たちも絶対見てくれてると思いますし、喜んでくれてると思います」
どんな時でもジャニーズであり、嵐であることが根本にあるスタンスを表明している二宮さん。
才能も勿論ありつつ、お芝居に対する並々ならぬ努力。それがジャニーズや嵐に還元されることを心から喜んでいる様子が見られる二宮さんと
それを心から喜ぶ嵐さんが
大好きです。

ついーと(misokakoat5)

☆今朝もまだ幸せ。二宮さん、最優秀主演男優賞おめでとうございます。嵐のみんなにおめでとうと祝わせてくれて、先輩にも祝わせてくれて、ファンにも祝わせてくれて、ありがとうございます…。(2016.3.5)

※2016.6.15にDVD/Blu-ray発売予定。予約しました。

☆『母と暮せば』の特典ディスク、メイキング観た。二宮さんが言ってた「嘘の無い、嘘を好まない現場」というのを聞いて一層、どのシーンにも込められてる思いを思った。32歳のお誕生日をケーキでお祝いしてもらってる二宮さんもそこに。この一年のこと沁々考えた。明日は、33歳ですね(2016.6.16)

☆ところでまた、母と暮せばのあの場面やあの場面で涙腺崩壊した。ようやく町子の幸せを願う発言が出来た浩二に伸子は「さすが私の息子」って…ここまでがんばった。なのにいざ町子が黒田さんを連れてきたら、どうにも抑えきれない感情が…つらい。とてもつらい(2016)

☆「母と暮せば」はもちろん戦争や平和について考えさせてくるけど、それだけじゃなくて、…子を失った親が、子が享受すべきだった幸せを他の子が受け継ぐことについて、喜びたいのも本心だろうし妬み悲しむのも本心だろうし、そういういろいろな暗い部分を突いてくるのがつらいんだけどでも優しい(2018)